セカンドステージ後半戦展望

J1が再開した。残り4試合となった。セカンドステージは混戦の模様を呈している。この時期になると、優勝争いだけではなく、降格争いも注目される。
 
レッズサポーターからすると、この「降格」という言葉自体がなにか、タブーみたいな感じがしてしまう。もちろん、ベルマーレサポーターにもそうであろう。しかし、降格があるからこそ、「昇格」という言葉がなにかありがたい感じがする。1年間を棒にふるという言い方はJ2でサッカーをする人間からすれば、失礼であろう。しかし、J1という檜舞台で優勝争いをするのがJリーグに関わる人々の切実な願いであろう。J2でも国立で戦えたら。そんな1年であった。国立の観衆5万人の前でクラブを応援することができるJ1はやはり憧れであろう。レッズなら国立を満員にできるのに。サテライトがあれば、若手や試合に出られない人々もくさらずにいられるだろうに。こんなことを考えながらJ2を見てきた。
 
昨年の降格争いは熾烈を極めた。というか、レッズがどうも「際」に弱いことが露呈した感が強い。せっかく当時最大のライバルであるジェフに勝利し、残留の光がみえたが、結局である。今年も、最大の敵・大分に第39節で撃破し、第40節は大分試合なしという状況で山形に負ける。昨年の同時期のことが頭をよぎる。ただ、大分も浦和と似たようなくち。昨年、最終節で山形に負け昇格を逃した。第41節では浦和が水戸に勝ち、大分が山形に引き分け。どうも浦和に運がありそうだ。残り3試合となり、浦和と大分に当たる湘南と大宮が鍵をにぎりそうだ。どちらに転ぶかまだまだ分からない。