伊藤若冲展

東京国立博物館の平成館で開催されている伊藤若冲展にでかけた。
伊藤若冲がメインにすえられていたので、いろいろ楽しめるかと思ったら、あまり少なくてがっかりした。
しかし、よくよくタイトルを見てみると、プライス・コレクションとあるではないか。
プライスさんがもっているコレクションの中の伊藤若冲であって、伊藤若冲全集合ではなかったのだ。
それゆえ、期待の大きさに反して、品数はすくなかったものの、あまり見る機会のない伊藤若冲ものがありそれなりに楽しめた。
このコレクションの中では鳥獣花木図屏風が圧巻。
モザイク調の画風は、あきらかに西洋画の影響があるが、それぞれの動物には若冲のエッセンスがつまっている。
若冲といえば鶏だけれど、鶏画は2枚しかなく、ぱっとしなかった。
それゆえ、鳥獣花木図屏風のインパクトは大きく、まあこれをみることができただけで1300円の価値はあるかも。