1st stage 第5節:清水エスパルス

当日はハイライトのみを見て、後日ビデオを見た。
 
ハイライトを見たときは、なにしてんだ!と大きな憤りを感じ、昨年のセレッソ大阪戦を思い出した。
だが、ビデオを見ると、なんとも不可解、というかこれもサッカーかなというのが冷静な感情がわきあがる。
サッカーによくある前半2−0からの逆転負け。
前半終了2−0というスコアは、自分たちにとってはある程度余裕があり、勝ちが見える得点差だ。
相手からすれば、奮起すれば残り45分で逆転可能なスコア。
 
前半レッズが今季目指す攻撃的サッカーが十分にでき、清水は今季不調の流れをひきづっていた。清水は前半の負の連鎖をたちきるためにゲームメーカーのMF澤登、左MF和田をかえてきた。前半清水自体はパスはつながるものの決定機を作れなかった。後半レッズの啓太の退場がこの試合の流れを変えた。啓太に代えて室井。これで4バックになるとは思わなかった。前半機能していた啓太のポジションを穴埋めするために内舘か平川を啓太のポジションに入れるのかと思っていた。坪井も室井もストッパータイプだから内舘を動かすのは難しいとしても、当初から左のボランチをしていた平川を啓太の位置にいれてもなんら不思議はない。
 
4バックという今季初のシステムに変えたことで、ボランチが暢久だけになってしまった。三都主のケアをしていた啓太の穴は埋まらず、三都主の裏は和田に代えて投入された鶴見に使われる。アラウージョの投入もはまった。またたくまに4失点で逆転を許す。
 
最後に1点を返したものの、選手が慢心したというよりも、選手交代がうまくいかなかったというよりも、清水の作戦が上回ったということだろう。啓太の退場もアクシデントだった。失点の多さが気になるが、それでも得失点差はマイナスにならないでいる。開幕当初の3−3−3−1システムがジュビロ戦から3−5−2となり、ボランチの数を3から2に変更しているのが気になるところだ。