「ゴッホと花」展

先日、東郷青児美術館で開催中の「ゴッホと花」展にいってきた。
この美術館には、ゴッホの「ひまわり」が所蔵されていて、何回か見たことがある。今回の特別展示で、ゴッホが夢見ていた二つの「ひまわり」の間に「ルーラン婦人」を置くプランを実現した。世界にゴッホの「ひまわり」はいくつかあるが、そのうちの二つが展示された。今回展示されたのは、東郷青児美術館とファン・ゴッホ美術館(オランダ・アムステルダム)の「ひまわり」と、シカゴ美術館の「ルーラン婦人」だ。

会場には、世界にある「ひまわり」の一覧と説明があったが、東郷青児美術館の「ひまわり」が一番良いと感じた。ゴッホがえがくひまわりの多くは、枯れかけたもの、枯れたものが多いが、この「ひまわり」は、ひまわりが一番輝くときに描かれたように思われる。ひまわりは、真夏の太陽に向かっておおきな顔を向ける。小学生の頃、夏休みに観察したが、ひまわりは太陽に向かって花を開く。太陽に負けないくらいの輝きをみせるひまわりは多くの人を魅了するだろう。東郷の「ひまわり」は、そう、どの「ひまわり」よりも輝いていた。いままでは単品でしか見られなかったが、今回の企画のように、並べられるとそれぞれの特徴がわかる。

ゴッホ以外にも展示品があったが、どの絵もゴッホの「ひまわり」の輝きにはついていけず、引き立て役にすぎなくなってしまう。「ひまわり」以外にもゴッホの作品があったが、いずれも他をぬきんでている。構図、色使いがまったく違う。

ゴッホの「ひまわり」が2枚、ゴッホの作品が4,5点見ることができて、1000円は安いだろう。

追記。
ゴッホと花」は、12月14日まで開催している。
詳しくは、下記アドレスまで。
http://www.sompo-japan.co.jp/museum/