スキー(1)

いままで、スキーにときどき行っていたが、これまでふれたことがなかったので、ちょっとこのコーナーでふれてみることにする。
 
今シーズンは3回行った。ちなみに3回といっても、滑った日数ではない。滑った日数は7日になる。場所は4箇所。行った順に記すと、米沢、栗子、湯沢パーク、石打丸山栗子は毎年大学のゼミで行っていて、栗子が混んでいたので米沢に行き、翌日栗子で滑ったのが今年のパターンだった。湯沢パークは、昨年行ってみて、空いているし、コースもけっこうあるし、ということで今年本格的に行ってみた。石打丸山は特段ここがいいというわけではなく、宿の関係でこの場所になった。本当は温泉のある万座とか草津とかがよかったのだが、始動が遅く、とれなかったのだ。
 
スキーはこどものころにやって以来、それほどやっていなかった。数年にあるかないかぐらいの頻度である。予備校のとき、むろん大学受験が終わってからだが、志賀高原だったか、そこに行ってから毎年いくようになった。スキーに行くのも、金銭的余裕がでてきたこともあるが、技術も伴ってきて、きちんと滑れるようになったのも大きい。父がスキーできるので、しばらく教わったが、自分自身でうまくなりたいという意識も出てきた。自分で考えて、上手な人のすべりをみて模倣することで徐々にうまくなり、今ではどんなコースでもなんとか滑降することができるようになった。といってもパラレルで普通に降りてくるレベル。モーグルは無理があるけど。最近は、斜面の角度にも恐怖感がなくなり、滑降するスピードも味わえるようになっている。
 
技術が上達すると、だんだん道具にも欲が出てくるのは仕方がないところだろうか。いままではレンタルだったけど、自前のがほしくなった。いろんなスキーショップにいくと、かっこいいのがけっこうあり、値札を見ると高くてトーンダウンしてしまう。スキーはなにも冬から始めなくてもよいのだ、と自分に言い聞かせて、来シーズンに向けて準備したいこのごろなのだ。もちろん、道具だけでなく、必要な筋力トレーニングも重要だ。これも怠らないようにしないと。
 
板の種類も変わってきている。主流はカービングスキーとなっている。ビンディングのところが細くなり、先端と後端が太くなっているタイプ。板の長さも短い。今では(身長−10cm)となっているようだ。先日行ったスキーで写真を撮ったのだが、思っていたよりも短くなっている。カービングの利点は、カーブが曲がりやすく、スピードを落とさないで曲がることができる、とレンタルスキー店のおやじはいっていた。いわば、昔の板ではエッジをかけることで、結果的にスピードを殺してきたが、今では、スピードを落とさずに曲がれるのだ。スピードを落とさないで曲がるということは、体重移動によってのみ曲がれるのだ。体重移動が滑らかにいかないと、すんなり曲がることができない。だから、滑っていて、曲がろうとすると、膝の関節をやわらかく屈伸させなければならない。ひょっとしたら、昔の板よりも膝を駆使する量が多いかもしれない。パラレルターンでも、スピードを維持しようとすると、曲がるときには、スタンスを広げることも必要なのかもしれない。カービングスキーを始めて間もないので、滑りやすいのか、滑りにくいのか、判断しづらいところだが、これから、おいおい分かってくるところだろう。それゆえ、自分のスキーが欲しいのもあるかもしれない。