ナビスコ予選リーグ第6節:対名古屋グランパスエイト

コメントの仕様がない。
ことのはじまりは1失点目だ。
コーナーキックのなんともないシュートを西部と石井の意思の相違から失点してしまった。
集中力を欠くとはこのことだろう。
この失点であとはずるずる失点されるまま。
ハーフタイムを終えても集中力は回復せず、アリソンのゴールも効果がなかった。
たしかに、レッズにとっては消化試合だが、名古屋にとってみれば決勝トーナメントを賭けた試合。
名古屋のすばらしいまでの意識をみせられた。
おそらく、出だしのこの試合に対する意識の差をみせつけられたにちがいない。
はじめから後手後手。
ひさびさにみるレッズの極悪ゲーム。
主力を欠いているにしても、これはないだろう。
とくに、右サイドは突破されるまま。
サイド攻撃をふせぐには、みずから高い位置に張り、ボールを受けることだ。
平川は攻撃に対する意識は高いが、守備をするために自分のポジションを上げることを忘れていたのではないか。
滝澤の突破をやすやすと許したのは、相手陣地での攻撃的な守備ができていなかったからだろう。
滝澤の裏はがら空きなのだから、その裏を突くポジショニングやアリソンへのパスの要求をおこなわなければならない。
オフトからすれば、このゲームはバックアップのテストであったのだろう。
だからこそ、右サイドを突破されまくった平川を変えずにいた。
この試合でテストに合格したバックアップメンバーはいないだろう。
リーグ戦再開まで約2ヶ月ある。
この2ヶ月間にバックアップメンバーの向上とトップとのコンビネーションが図られなければならない。