ジャパンカップ観戦記

先週末、東京競馬場ジャパンカップが開催されました。ひさびさに府中にいくことができ、楽しかったです。天気もよく、温度も寒くもなく暑くもなく、気分のよい観戦となりました(気分が良いのは気候だけではないけれど)。入場者も11万人を超えたそうです。
 
レースは予想どおり日本馬中心となりました。馬の紹介は「きまぐれエッセイ」第48回に掲載してあります。米国のウイズアンティシペイションが逃げ、米国のティボロアや日本のダイワテキサスが先行し、有力馬は中団から後方、英国馬のゴーランは最後方からという展開になりました。ダイワテキサスが先行したのは驚きました。いつもなら後方から直線に賭けるタイプなので。3コーナーから日本のトゥザビクトリーがまくり気味に上がっていき、全体のペースが上がった気がしました。前半は平均ペース、中盤からハイペースになったということです。直線ではオペラオーが万全期して先頭にたち、今年もかと思いましたが、外からジャングルポケットが強襲。直線の
追い比べを制したジャングルポケットが優勝。同年ダービー馬初の栄冠を手にしました。
 
ジャングルポケットは道中オペラオーとステイゴールドをマークする形で進みましたが、直線での仕掛け、追い方などペリエ騎手のうまさが光ったと思います。ジャングルポケットはいつものようなカカる癖もみせず、直線もまっすぐ走りきることができました。ダービーでは直線でよれることもありましたが、ペリエ騎手のおかげでしょう、全能力を出しきることができたようです。
 
久々にしびれるレースだったジャパンカップ。来年も有力馬の参戦を期待しますが、ただ東京競馬場の改修の関係から中山競馬場で行なわれる模様なので、残念です。
 
府中の広いコースだからこそ、まぎれも少なく、不利もそれほどなく、馬や騎手の実力が充分に発揮できるのですから。新装オープンした新潟でやってほしかった、というのが率直な感想です。