第13節:対柏レイソル

好ゲームだったと思う。
埼玉スタジアム2002の初勝利を飾るにふさわしいゲームだった。
雨中にもかかわらず、4万3千人を動員し、観客を魅了した。
前半早々に先制点を奪うが、その後が相変わらずの内容。
先制点を奪って安心してしまうのか、すぐに同点においつかれてしまう。
点を奪ったら集中力を逆に高めなければならない。
点をとってすぐに取られると逆に流れが相手にいってしまう。
前半はそんな内容。
20分に柳のボレーシュートで同点においつかれると、流れは前半が終わるまで柏にかたむいていた。
何度か危機的状況もあるが、DF陣の集中力と中盤からはやめのチェックで最小失点に抑える。
アリソン加入後から、中盤からのチェックがきくようになった。
アリソンが攻撃的MFに入り、阿部が左、啓太が右のDHに入り、相手の攻撃の芽をつぶす。
後半は特にこの中盤のプレスがきき、インターセプトもおおかった。
後半は五分五分の展開。
柏が攻撃的になればなるほど、柏の最終ラインがあがり、広大なスペースがうまれた。
そのスペースにエメルソンと永井がとびこむ。
2点目、3点目は中盤からのインターセプトからカウンターの1発。
特に、2点目は永井に決めてほしかった。柏GK南の好判断もあったが、あそこは決めるべきだった。
本当に、永井のゴールをみたかった。
トゥットは札幌戦あたりから、スランプから復調しつつあったが、今日は9割程度復活したプレーがみれたきがする。
なによりも得点できたことが大きいだろう。
勝利インタビューはエメルソンだったが、影のMVPは啓太だと感じた。
中盤を縦横無尽に走り、危険の芽をつぶした。
守備だけでなく、攻撃の起点になったことも多々あった。
もはや欠かせない選手に成長したと思う。
今後の活躍に期待したい。