第12節:対コンサドーレ札幌

なかなかの好ゲームだったと思う。
前半は札幌が早めのプレスで中盤を支配し、ウィルが神出鬼没に攻撃の起点をつくる。
レッズ守備網はウィルの動きを読みきれず、自由自在にさせてしまった。
札幌は運動量に勝る中盤でゲームをコントロールしたが、徐々にそのスタミナは落ちる。
中盤のプレスがゆるくなる時間帯までレッズは我慢のサッカーだった。
失点がウィルのフリーキックからのみと最小失点に抑えたのはよかった。
前半はウィルのワンマーク気味の守備でもよかった気がするのは期待しすぎかも。
攻撃の起点となるアリソンが中盤のプレスで自由にプレーすることができず、消えている時間が多かった。
札幌は中盤で運動量の豊富さをみせ、ディフェンスラインは下がり目とウィルを起点とするカウンターに徹した。
札幌のディフェンスラインが低いため、永井とエメの裏をつくスピードを生かした攻撃はできず、ほぼ守備に回った。
前半の終了あたりから後半にかけて、札幌の中盤のスタミナがおち、プレスのききがわるくなる。
すると、浦和の中盤が息を吹き返す。
アリソンにもボールが回るようになり、攻撃がよくなっていった。
64分にトゥットが投入される。
あいかわらず札幌のディフェンスラインは低いため、ドリブル突破可能なトゥットが投入された。
トゥットは投入直後は不調を呈していたが、徐々に本来の出来にもどる。
ペナルティーエリアで消極的なプレーがあったが、それは解消されつつあった。
80分にアリソンのFKで同点に追いつく。
終了間際、啓太の惜しいシュートがあった。
延長戦は好機を逃したのはいたかった。
ただ、今回のゲームはサイドの出来が悪かった。
サイド攻撃がみられなかった。
この結果、中央突破が多くなり、好機を作るのに苦労した。
サイドの上がりが遅れたり、なかったりすると、相手のサイドが活気づく。
札幌のサイドはあがりっぱなしだった。
次節は攻撃的な柏なので、札幌戦よりもやりやすいかもしれない。