第5節:対FC東京

やはり井原の出場停止は痛かった。
後半の失点もマークがずれていたし、DF同士の確認もややものたりなかった。
攻撃は前回と同様、アドリアーノ、トゥット、小野の3人を中心に行なわれた。
ただ、トゥットが小峯にマンツーマンでマークされ、決定的なチャンスを生み出すことができなかった。
そのかわり、右サイドに入った内舘の上がりはよかった。
アドリアーノ、小野にボールが配給されると、内舘が彼らを追い越してボールを受け、攻撃の基点となる。
ただ、クロスの精度が低いのは相変わらずだ。
勝負すべき点とクロスを上げるタイミングの判断がいまいちであった。
今回はボランチの上がりも高い位置でできるようになった。
小野はシュートを打とうという気持ちが強く、がむしゃらにシュートを打とうとしていた。
そのため、枠にいかず、ふかし気味であった。
この傾向は最近顕著であり、もうすこし落ち着いてシュートを打って欲しい。
主審の判定には不可解な点が多かったが、井原がいないとき、アドリアーノがいない、さらには別の主力選手がいないときに
どのように判断し、プレーするか、ができていないかったのが敗因であろう。
主審だけを敗因にあげるのではなく、選手間のコミュニケーションや選手それぞれの判断力に欠けていたことも重視しなければならない。
しかし、主審にはまいった。
10点満点で2・3点だろう。