第4節:対横浜F・マリノス

ナビスコカップの敗戦ショックはなかった。
前半はしっかり守ることを念頭に、ボール支配率は横浜が上回っていたが、試合の流れは浦和にあった。
横浜はシュートをうたされていた感じだった。
レッズは小野・トゥット・アドリアーノの3人がそれぞれポジションを変え、変幻自在に攻めた。
前線の3人とボランチの間にややスペースが出来たが、マリノスの拙攻に助けられた。
左はマリノスの石川にあがられつづけたが、決定的なクロスがなく助かった。
中村は石井に封じられ、思うような攻撃ができていなかった。
前半早々に井原が警告をもらい、前半終了直前に2枚目をもらい、退場となった。
井原退場後、前半はきっちり守った。
後半は完全に守りに入った。
山田を井原のポジションにおき、山田のポジションには小野が入った。
小野が下がったことで、前線での攻撃の型が作りにくくなり、専守防衛となった。
後半マリノスのシュート数は13本。
そのほとんどは枠から外れたものだった。
枠に来たボールは西部がファインセーブを繰り返し、ゴールを割らせなかった。
レッズは今回のような試合は必ずといってもいいほど落としてきた。
45分集中力を切らすことはままあった。
今回の収穫は、90分集中力を維持し、チーム一丸となったことであろう。
今回の勝ちはとてつもなく大きい。