第23節:サガン鳥栖・鳥栖

中継がなく、ハイライトのみを見た感想にとどまる。
あいかわらず、欲求不満がたまるゲーム内容。
中だるみ、あるいは相手が格下なのでゲームに集中できないのか。
最近のゲームを見ると、J1にいた頃もみられたが、真剣にゲームにとりくんでいないことがある。
もちろん、選手は一生懸命プレーしているのはわかるが、全体としての雰囲気が悪い。
個々人の気持ち、プレーが一つになっていない。
個々人がバラバラでプレーし、局面局面を個人の思いでしのいでいる感じだ。
チームのまとまりやコンセプトが不明確。
それゆえ、個々人が集中力を切らすと、チームが崩壊する。
したがって、失点はするし、得点はとれない。
たしかに、個々人の能力はJ2では何枚も上手である。
しかし、チームとしてのまとまりが感じられないため、ゲームごとに見ていて不安をぬぐえない。
最近のゲームをみていて、J1に上がれたとしても、J1で優勝争いできるかどうか。
優勝できる戦力はそなえていても、チームとしての完成度が未熟ではだめだ。
96年と97年のオジェック監督時代が最たる例だ。
元ドイツ代表のギドがいたことはもちろん大きいが、チームとしての完成度が高かったがゆえに、優勝争いに絡めたのだろう。
今年のチーム、というよりも、ギドがいなくなってから、チームをまとめる選手がいなくなったからこそ、このような事態になったのではないか。
ギドがいなくなってから、その役目は福田であったが、度重なるケガから、常にゲームに出場できない状態にあった。
それゆえ、今年は小野をキャプテンとして出発したが、小野もケガから復帰したのは最近である。
現在2位にいるとはいえ、相手が弱いからであって、不振であることは間違いない。
そろそろ監督問題が浮上してもよいだろう。
補強の動きもあってもよいだろう。
相手関係からして、昇格はほぼ問題ないだろう。
J1で優勝する態勢をのこり半年で作らなければならない。
だれよりもタイトルを望んでいるのは、球団とともに苦楽をともにしたサポーターである。
チームの完成度をあげることが監督の先だっての仕事である。