第1節:対水戸ホーリホック・駒場

昨年のJ1降格からはや4ヶ月。クラブ史上2度目の昇格の年が始まった。
相手はJFLから昇格してきた水戸ホーリーホック。J2で戦うために戦力の補強をしていた。
しかし、水戸にとっては相手が悪かった。
一方、浦和にとってみればMFのチキが引退し、小野が代表にとられる状況をふまえると、なかなか苦しい戦いが予想された。
この状況を打破するヒーローがこの試合で生まれた。鹿島から移籍した阿部である。
開幕1発目は阿部が決めた。続いて後半ウルグアイ代表のDFピクンが執念のヘッド。
試合をみると、圧倒的な戦力差が感じられ、水戸にとってみればどれだけ失点を防げるかにねらいがあったように思える。
ゴール前に人数を割き、浦和の持ち味のスピードを殺す作戦。
J2の得点王候補の福田の動きを封じた。
しかし、セットプレーからの好機を逃さずゴールを決めるあたりが実力差を感じた。
得意のパターンになかなか持ち込めなかったが、試合に勝ったことは大きい。
昇格のプレッシャーを払うにあまりある勝利だった。
次節はJ1から降格した湘南ベルマーレ
前園を獲得し、意気上がる湘南に勝利して開幕ダッシュを決めたいところだ。