ナビスコ戦後監督コメント

エンゲルス監督
「完敗だったと思う。試合の入り方は悪くはなかったと思うが、このところ3、4試合と同じパターン。相手に1回か2回かシュートチャンスを与えると、必ず1点入ってしまう。相手のオフェンスに対しての集中は、確かにこのところ足りないと思う。前半のオフェンスの顔の出し方もよくなかった。

後半の立ち上がりは、田中達也の投入もあってよくなった。点も取ったし、高原のオーバヘッド、セットプレー、梅崎のミドルもあって非常に2対1に近い状態だったと思う。だけど、先に言った通り、相手に1、2回のチャンスで逆に1対3にされてしまって難しくなった。完敗は完敗だが、特に後半の立ち上がりはギリギリの試合になったと思うし、1対5の内容ではないと思う。だけど、最終的に1対5で負けたわけで、多くを話さなくてもいいと思う。もうちょっとサポーターに(いい内容を)見せたかったけど、それをできなかったのは残念。これから休んでリラックスして、(J再開の)6月28日に向けて準備したい」

Q:負傷交代した坪井選手の状態は?
「ぶつけたはぶつけたが、さっき話もできたし意識もある。顔を合わせて、オフのトレーニングスケジュールも渡してあるし、そんなに悪くはないんじゃないか。これから確認しなければならないけど」
http://www.jsgoal.jp/news/00066000/00066332.html

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ストイコビッチ監督(名古屋)
「今日は休みに入る前の最後の試合だったが、内容・選手たちのプレーを誇りに思う。祝福したい。埼玉スタジアムで浦和に5対1で勝てたこと、選手たちのパフォーマンスには『エクセレント』の一言です」

Q:似たタイプの巻とヨンセンを先発でトップに並べた意図は?
ヨンセンは前にプレーしてから時間が空いていたから。巻は、ここ2試合で素晴らしいゴールを挙げている。いいパフォーマンスをしていたので起用した。まさにストライカーというタイプの選手をふたり置くことで、浦和のDFにプレッシャーをかけようというアイデアだった」

Q:3ゴールを記録した杉本について?
「3点挙げた選手に何を言えばいいのか(笑)。オメデトウゴザイマス。何度も言っているが、杉本はとても重要な選手。いわゆるラッキーボーイだし、相手にとっても脅威となっている。今日は3点取ったということで、素晴らしいパフォーマンスが出ていた。浦和のDFに対してプレッシャーをかけていた」

Q:これから休みに入るが、休みが終わって集まったときに選手に望むことは?
「いい健康状態で帰ってきて欲しい。だが、その前に彼らには休んで欲しい。それに値するプレーをしているのだから。休み中にやることのスケジュールは渡してあるし、とにかく健康な状態で帰ってきて欲しい」

Q:リーグ、ナビスコともに素晴らしい成績だが?
「私の哲学であるネバーギブアップということを、信条としてやってきた。結果や順位のことはあまり気にしていなかった。当初から考えていたことは、まとまったグランパス、強いグランパス、そしてどのゲームでも勝てるようなチームを作るということ。アタッキングサッカー、美しいサッカーをサポーターに見せたいと思ってやってきた。これが基本的に私がやりたかったこと。

結果が良かったからといって浮かれているのは私は好きではない。今始まったばかりで、これから色々起こってくると思うが、信念に沿ってやっていく。Jリーグのなかで重要なチームとして位置付けされていることは嬉しい。

試合前から我々はすでに予選を突破している状況だったが、浦和戦ということで特別なゲームだった。それに対して選手たちはしっかりやってくれた。選手たちを誇りに思う。こんな短い期間で浦和に3度勝てたというこで、意義深いゲームだったと思う」