トリニタード・トバコ戦

オシム・ジャパンのお披露目の試合となった。
ユーゴやジェフでの手腕は周知のとおりだが、新生日本代表をどのように導くのか興味深いところだ。
メンバーはJリーグで調子の良い選手が選ばれた。
合宿がほとんどできなかったということで、チームの根幹をレッズで固めるというプランではじめられた。
リーグ最小失点のレッズ守備網をディフェンスラインに敷き、負けないチームを形成。
攻撃の連動性は合宿でさまざまなパターンで特訓し、攻守の流動性を高めた。
2点目のゴールシーンは象徴的だ。
ジーコ時代にはみられなかった三都主のフリーランニングで中央を突破し、ディフェンスラインの裏をとってのゴール。
すばらしい攻撃シーンだった。
後半は前半の運動量からスタミナ切れをおこしたが、及第点を得る内容だったのではないか。
召集する選手に制限があったものの、クラブごとのパーツをつぎはぎすることで短い準備期間の不利をのりきった。

結果
日本 2−0 トリニタード・トバコ
得点者:三都主(17分=FK、22分)
観衆:47,482人