ガーナ対チェコ

ガーナが開始早々チェコ守備網の裏をついて先制ゴール。
チェコは油断したわけではなかろうが、ガーナの闘志がチェコを上回っていたようだ。
その後もチェコは目を覚ましたように攻撃を繰り出すも、ガーナも先制点のおかげで調子にのっている。
チェコはゴール前で決定機を作るも、あと一歩でガーナに防がれる。
ガーナも攻められるだけでなく、チェコのゴールを脅かすも追加点は奪えず。
前半はチェコが決定機を多く作り出したという点で優勢も、ほぼ互角の展開。
ガーナの金星が見えてきた。
後半は両チームとも選手をかえて、流れをかえようとするチェコ、勢いを持続しようとするガーナという戦略がとられた。
後半19分、身体能力の高さをいかし、スピードで突破をかけたガーナがPKを得る。
PKの判定で騒然となり、チェコは退場者を出し、ガーナはPKを外した。
ガーナはPKを外した影響も感じることなく、依然と身体能力の高さで攻めまくるも、最後の最後でチェコの堅守に阻まれる。
チェコはカウンターを狙うのが精一杯の様子。調子に乗っているガーナの攻撃に苦戦。
アフリカらしいスピードや独特のステップだけでなく、守備も堅いガーナ。
ついに後半37分、待望の追加点を奪い、強豪チェコを突き放す。
終了間際にチェココーナーキックのチャンスを得るも、決められず、試合終了。
攻守めまぐるしい展開のさなかに決定機を多く作り出し、持ち前のスピードで圧倒したガーナが勝利した。
下馬評ではチェコ有利も、試合内容からすれば順当の結果にみえた。
強いチームが勝つというよりも勝ったチームが強い、という試合だった。