休館日作業

新しい職場に移ってから、初めての停電作業。
今居るビルは規模が大きく、ホテルが入っているので、特別高圧変電室と、各ブロック変電室にわかれている。
今回はブロック変電室の停電作業。
昼間稼働しているテナントもあるので、夜間作業となった。
まあ場所が変わっても実施する内容は変わらないけれど、今の職場がどのように作業をするのかという雰囲気がわかり、今後の作業につながるでしょう。
年1回以上の定期停電作業は、電気設備の劣化診断や危機的状況で非常用機器が正常に作動するかのチェックがメインになる。
電気設備の劣化は、絶縁抵抗測定、変圧器オイルの絶縁耐圧試験で判断する。
絶縁抵抗が低下すると、漏電や火災に繋がるので、基準値以上にあるか測定する。
非常用機器の作動試験は、漏電、過電流が生じたとき、電路を閉じるためのリレーが正常に動作するか、停電がおこったときに非常用発電機が起動するか、を試験する。
今年の停電点検は今回で終了し、来年の停電点検へとつながる。
テナントとしては停電は仕事のジャマになるかもしれないけれど、電気の事故は被害が大きくなりがちなので、その事故予防システムを維持するために必要な作業なので、理解してほしいと思う。