鹿島戦

3月5日にJリーグが開幕した。
結果をみれば黒星スタートとなったが、内容は多少の不満はあるものの、満足いくものだった。
不満はといえばゴールを割ることができなかったこと。
全体的に体が重いように見えたし、エメの状態も万全ではなかった。
エメの状態の悪さはシュートシーンで顕著であった。
最後の最後で踏ん張れないから、シュートがゴールに向かわない。
これからコンディションは上昇するから問題ないだろうけど。
試合を支配することができたし、インターセプトが多く見られ、昨年の良い点はうまく引き継いでいるように見えた。
そういうことをふまえれば、合格点を与えられるかもしれない。
それでもなお不満が残るのは鹿の試合を壊すプレーにつきる。
この試合でもゲーム・クラッシャーを十二分に発揮した。
おもうようにいかないと、削りまくってプレーを断絶させる。
削るのは仕方ないとおもうが、長谷部を標的にレイトタックルやら、足の裏を見せてのバックチャージなど選手生命を脅かすプレーを続出。
最初の方はイエローカードを出すものの、主審の判断が曖昧になってカードを出さないとみると頻繁に悪質なプレーを繰り返す。
口撃も多く、挑発にのったアルパイも悪いが、アルパイ退場にもっていったのはしてやったりか。
開幕戦で鹿が相手というボルテージがヒートアップする背景はあったものの、冷静さを欠いたのもレッズの敗因の一つかもしれない。
現状、数年来鹿はあのようなゲームを壊してしか勝つことのできないチームに成り下がった。
客足が遠のくのも、成績が上がらないのも試合内容が明らかに悪いからだ。
レッズには頭に血がのぼりやすい選手が多いが、ああいった悪質なプレーにも冷静にかわせる余裕が出てくるといいかなとおもう。
まあ、熱い闘志をもった選手がいるのも魅力の一つであるけれど。
鹿が悪質なプレーを繰り返さなければ勝てない相手になったのは逆の意味でうれしいことだ。
次節はリーグ戦で初めて対戦する川崎フロンターレ
得点源のジュニーニョはJ2でゴールを量産してきた怖い選手?
エメとのエースストライカー対決になるのかな。
第1節は悪夢として振り払い、次節以降の快進撃を期待したい。