鹿島戦

過去1勝しかしていないカシマスタジアム
1998年4月25日のことだった。
この年、小野伸二のデビュー・イヤーだった。
この試合のメンバーのうち、2004年にもチームに残っているのは、山田暢久岡野雅行永井雄一郎
6年前とはいえ、メンバーも大きく変わっている。
相手が相手だけに難しい試合になることは予想できた。
戦力が落ちているとはいえ、リーグ戦では圧倒的に不利なデータ。
だが、ここ数年鹿島には互角以上の戦いを示してきた。
ターニングポイントは昨年のナビスコカップ決勝か。
決勝という大舞台で4−0と勝利。
昨年の最終節では鹿島の優勝を阻むドロー。
今年のファーストステージでは1−0の勝利。
試合も先行しては追いつかれる展開。
勢い、戦力を考えても負けないが、なお不安がよぎるのは体にしみついてる経験か。
後半になると戦力の差がでてくる。
3−5−2の布陣であるが、いつもと違うのは暢久が右で永井がセンターにいること。
ちょうど山瀬がいたときの3−5−2で山瀬のポジションに永井がいる感じかな。
決勝ゴールはエメの個人技もあるものの、それを導く過程がすばらしい。
達也はナビスコ準決勝の名古屋戦でふっきれた。
ボールへの反応、ゴールを狙う意識がベストに近くなっている。
今年はいままで苦手にしていた相手を勝利という結果で苦手意識を払拭している。
次節のセレッソ戦は昨年の悪夢を振り払うような結果を期待したい。