ナビスコカップ予選リーグ第4節:清水エスパルス

まさに完勝。完勝という言葉がぴたりと合う。
 
清水エスパルスとは今季3度目の試合となるのだが、負けたのはいずれも日本平。ここ数年ホームでは勝利している。
 
エメ不在の試合が続くが、それでもなお勝ち続けるという、すばらしさ。選手層がほんとうに厚くなった。
 
この好調を支えるのが山瀬。ゴールこそ1点だけだが、攻撃・守備に多大な貢献をしている。運動量も増え、視野も広がった。山瀬を起点にスピードある攻撃が行われている。最近、山瀬を中心にゲームをみると面白くなっている。みずから攻撃のリズムを作れる。バンドでいえばドラムみたいな存在。昨年ケガから復帰し、ようやく本来のパフォーマンスに近づいてきたかもしれない。
 
酒井、山瀬、長谷部、啓太と中盤を担う選手たちの好調がレッズの好調を支えているのだが、中盤の支配力が上がるとゲームを支配できる。昨年とちがうのはこの点だろう。
 
中盤を支配し、スピード・展開力で相手を上回る攻撃を仕掛ける。そんな試合がここ数戦見られるようになってきた。このままつき進んでほしい。