第9節:対セレッソ大阪

駒場で観戦。
ファーストステージの悪夢を振り払うべく、試合に臨んだ。
ニキフォロフが退場するまで、押し込むも、フィニッシュまでもちこめない状況。
セレッソ・ディフェンスは幅広いカバーリングでレッズのサイド攻撃を封じる。
ニキの退場はカウンターからだが、一発レッド覚悟でレッズの窮地を防いだ。
躊躇ないニキの判断で失点を防ぎ、チームの闘志をかきたてた。
内舘を最終ラインに下げ、内舘の位置に山瀬を変えて長谷部を投入。
山瀬が前を向いてプレーできていないため、やや下がり目で長谷部を投入したことも吉とでた。
レッズは中盤ではボールをキープできていたから、パッサーの長谷部が配球をコントロールできるようになった。
退場者がでたことで、セレッソがまえがかりになる。
セレッソのディフェンスラインが上がり目になるので、スペースが生まれる。
パッサー長谷部の投入で、ボールが効果的に縦にいれられたり、サイドにボールを散らすことができるようになた。
最近、精力的に動く平川が左サイドを制圧し、サイドを突けるようになった。
スペースを与えられれば、レッズの持ち味は発揮できる。
エメのヘッドは達也のクロスがすばらしいことから生まれた。
仙台戦で見せたゴールのリプレイを見るような達也のゴールも見事。
なによりも長谷部のゴールはビューティフル。
セットプレーからのこぼれ球を冷静に、的確にシュート。
U-20のメンバーには名を連ねていないが、それはレッズの試合があるから。
レッズの試合がなければ、U-20のレギュラーとなる選手だ。
10月8日と10月18日の2試合、ニキが出場停止だが、18日の東京戦までは時間がある。
内舘がディフェンスラインに入ることになりそうで、そのコンビネーションを図るにも時間がある。
相手が引いてきたときにどのように攻撃を作るか。
いかに早く先制点を奪うのか。
サイドアタック、中盤の押し上げが鍵になりそう。
10月8日の清水戦で勝利をもぎ取ることができれば、引いたチームを打ち崩すための光明がみえるだろう。