第3節:ヴィッセル神戸

まさに完勝。
神戸を圧倒した。
前半は攻められるシーンがあったが、90分攻め続けることなど不可能だ。
攻められてもなお、失点しない強靭なディフェンスが見られた。
苦しい場面があるも、山瀬のゴールで勝負決めた。
ここでも触れ続けてきたが、サイドアタックからのゴール。
神戸も岡野を起点にサイドアタックをしかけるも、中盤の構成力の差がレッズの守備網を上回ることはできなかった。
後半は平川が左サイドを支配するようになり、岡野の攻撃もなりをひそめた。
唯一の攻撃起点をもがれた神戸はなすすべをもたなかった。
レッズのボール支配率は時間を経るごとに上昇し、神戸の自由を完全に奪った。
実に見事な試合運びではなかろうか。
ほしいときにゴールを奪い、そのゴールが相手の戦意を喪失させるだけの威力があった。
ゴールを奪ったのちも、相手に反撃をさせないだけの守備力があった。
8月の連戦の疲れを癒すことのできる試合運び。
神戸の選手だけ疲弊していた。
大いなる目標に向かうのにふさわしいゲーム内容だった。