第6節:対東京ヴェルディ1969

前節の悪夢はみなが共有していたが、それをプラスに変えるだけの精神力をもっていた。
前節同様、早い時間に得点をあげるも、あわてることはなかった。
冷静に攻撃の芽を摘み、スピードある攻撃を展開した。
危険人物エムボマも室井がきっちり抑え、決定的な仕事をさせなかった。
坪井は、ラモンをマンマーク気味に全体を抑え、時にはドリブルで攻撃の起点を作った。
ゼリッチは、徐々にチームにフィットし、彼の持ち味である正確なフィードで攻撃の起点を作った。
啓太の位置に入った長谷部も守備だけでなく攻撃にも貢献した。
山田・平川の両サイドも問題なくプレーし、平川はサイドを破り、エメルソンのゴールを生み出した。
山瀬のパフォーマンスも上昇気流に乗り、攻撃のタクトを見事にふった。
永井は連戦の疲れか、パフォーマンスはやや低調も、エメルソンを生かす動きが見えた。
途中交代の千島もスピードあるドリブルを披露し、今後に期待を抱かせるプレーを見せた。
そしてなによりも、得点をあげても、集中力が切れず、安定した守備を見せたことは大きい。
前節の教訓が生きた格好。
次節は調子を落としているも、脅威の攻撃力をもつ清水エスパルス
今回のような試合運びができれば、勝利できるだろう。