第9節:対コンサドーレ札幌

国立で観戦した。
昨年、国立で未勝利。
今季観戦に行って3連敗。
場所といい、経験といい、不安材料はあった。
しかし、相手は最下位札幌。
J2時代は勝てなかったが、J1の舞台では圧倒している。
昨年はホームで完勝。
試合は先手を取られたが、失点後は圧倒という内容だった。
立ち上がりの危険な時間帯に失点。
どうも、今季は相手のゴールゲッターに得点を決められている。
集中すべき場面での失点が目立つ。
90分、あるいはハーフで集中力を切らさないことが課題であるが、従来の悪癖。
好機を作ったときほど、逆に集中を増さねばならない。
ジュビロ戦が良い薬になったと思うのだが。
毎試合、出場停止者でベストメンバーが組めない試合が続いている。
この試合は、守備的ハーフの啓太が出場停止。
啓太のポジションには、DFの内舘。内舘のポジションには室井が入った。
室井は普段通りのポジションであるため、問題はなかった。
問題は内舘。慣れないポジションであり、評価が下がるのはいたしかたあるまい。
中盤の底で守備あるいは攻撃の起点となるはずが、最終ラインに吸収され、中盤にスペースが生まれることがたびたびあった。
左サイドは、オーバーラップがほとんどみられなかった。
相手DFの裏にスペースがあるにもかかわらず、そのスペースを突く攻撃がみられなかった。
トゥットのキレも悪かった。
勝負所で勝負する勇気がみられなかった。
リーグ戦前半のなにか自信がないプレーに戻った感じがする。
ナビスコは調子よかっただけに残念だ。
相手が札幌だから良かったようなものだ。
啓太の重要性が再認識されたゲーム。
ただ、主力不在で勝点をとることもまた重要だ。
なによりも、勝ちゲームをみることができたことがよかった。
勝利の味は格別だ。
いささか飲みすぎてしまった。