第2節:対FC東京

ホーム開幕戦ということで、埼玉スタジアム2002に足をはこんだ。
昨年のレッズ戦2回とイタリア戦と経験をつんでいるのか、大きな混乱はなかったようにおもう。
警察官が各所に配備され、ダフ屋の影がみえなかった。
いくたびにおもうが、浦和美園駅から歩いていくと、暗闇にスタジアムの明かりがみえ、脳内アドレナリンをふつふつと沸かせる。
約15分の徒歩で、興奮する設定になっているのだ。
観戦場所は、ホームゴール裏側のメインスタンドで、前から14列目。
ちょうど、ディフェンスラインのところだ。
試合内容は、率直にいえば、前回よりも進化していることは確認できた。
サイドにボールがながれたときの中央へのカバーリングや各々が時機に応じたポジショニングがものたりないものの意識されていたとおもう。
サイドを使って攻撃をする、という意識が根付いてきたようにおもう。
FC東京は佐藤が欠場していたためか、右サイドの利用度が低く、アマラオ・ケリーの中央突破が目立ったところだ。
先制点は、鹿島戦のような左サイドからの攻撃で、これがFC東京の一つのパターンとなっているようだ。
この試合で目立った働きをしたのが坪井である。
前半はアマラオを完全に封じ込み、マンツーマンの守備能力の高さを証明した。
後半は、FC東京に退場者が出、アマラオが引き気味となったため、ケリー中心のマークとなった。
ときには、啓太と右から中央にかけて、マーカーの受け渡し、つぶしが機能していた。
右サイドの守備は機能しているように思えた。
左サイドは見づらい位置であったため、判断がつきにくかった。
2試合とも、コーナーキックからの失点。
中盤から最終ラインの守備が安定しているので、流れのなかの失点危機は少なくなっている。
逆に、セットプレーからの守備がまだまだの出来である。
どこにボールがいくのか、という予測と、マーカーの位置の把握ができていないように思う。
とくに、マーカーが「消える」のが上手い選手だと、かなりフリーな状態でフィニッシュさせている。
次節ではセットプレーの守備を重点にチェックしてみたい。