第11節:対清水エスパルス

なんとびっくりの快勝。
正直、戦前は期待はしていましたが、負けるだろうと思っていました。
エメルソンの開始早々のゴールも清水がねぼけていただけだ、まだまだ危ないと思っていました。
しかし!
山田の守備が清水の生命線であるアレックスを封じ、啓太が沢登を封じる。
アリソンが中央でボールをキープし、ためを作り、ディフェンスラインの裏にできるスペースへエメルソンと永井が走りこむ。
阿部の仕事量がアリソン加入により軽減し、守備的MFに専念できた。
なによりもDF陣の集中力が高かった。
路木・山田の体をうまくつかったディフェンス。
エメルソンは水を得た魚。アリソンの加入は非常に大きいでしょう。これはピッタの功績。
ただ、選手交代には疑問が残った。
後半30分ぐらいから、全体の運動量が落ちた。
前線からのプレスがかからなくなり、ディフェンスラインの仕事量が増えた。
中盤は清水に支配され、好き勝手やられていた。
最小失点で抑えられたことはほぼ運であった。
あそこでは、永井を下げて、ロボ(池田学)を投入し、最終ラインにいた石井を守備的MFに上げる。
つまり、3ボランチ。左から阿部、石井、啓太とする。
攻撃はエメルソンのスピードを生かしたカウンターに徹する。
おそらく、アリソンを下げて土橋を投入したのは3ボランチで、左から阿部、土橋、啓太としたと思う。
ただ、中盤の守備が甘くなって、サイドをやぶられるようになると、CFの位置にいるバロンに合わせてくるのは見えていた。
とすると、センターに入っていた石井では競り合えない。
バロンの高さに対抗できるロボを投入し、石井をボランチに上げ、中盤のプレスを強化する方が理にかなっている気がする。
トゥットは心配だ。
現状ではまったく機能していない。
あいかわらず、ボールを回さないし、球離れも悪い。
もう少し監督の意図を徹底させたほうがよいかもしれない。
現状では永井とエメルソンの2トップが良いだろう。
今後を占う意味で、前半は久々にすばらしいものを見たが、後半の選手交代には課題がみられた。