第12節:対コンサドーレ札幌

駒場スタジアムで観戦した。
昨年の成績だけをみれば圧倒的に不利。
しかし、ゲーム中というか、ゲーム前から負ける気がしなかった。
昨年と比較すると。
まず、レッズから。
(1)トゥットが加入し、決定力が上昇した。
(2)小野のコンディションが良い。
(3)井原の加入でディフェンスが安定した。
(4)戦術の安定、とくに、コンフェデ杯後のディフェンスの意識の高さ、集中力が増した。
など、昨年よりもスケールアップした。

札幌。
(1)得点源のエメルソンが退団。
(2)J1での戦い方に限界がある。カウンターを狙うにしても、レッズの戦術とマッチしなかった。
(3)対レッズはデータ的に有利であるにもかかわらず、昨年の自信みなぎるチームには感じられなかった。
など。
前線から素早いディフェンスで中盤を支配し、最終ラインも高く保つ。
小野からの適切なパスとトゥットのドリブルがかなりきいている。
センターバックの井原の、フラットにこだわらず、リベロ的な動きで、サイドや中央からのボールのカバーリングがよい。
得点源であるウィルをワンマーク気味に井原が完全に抑えたうまさ。
内舘が非常にうまくなった気がする。
これは、清水戦にはVゴールを喫して敗戦となったが、チームの意志統一が図られていることが今回に勝利となった。
栃木の短期合宿がかなりよかったようだ。
これからの快進撃を期待したい。