ナビスコ京都戦後監督コメント

●ゲルトエンゲルス監督(浦和):

「(試合結果について)うーん、どうかな難しい。今までと比べると一つの大きなステップだと思う。内容的にも、結果的にも非常に良かったと思う。やっと公式戦、ポイントを取って、点を取った。エジミウソンも良かったし、自分(が監督になってから)の初ゴール三つも取って、僕にとっても、エジミウソンにとっても(良かった)。彼のゴールは僕もすごく欲しかったから。
後半は良くなかったと思う。チームはファイティングスピリット持っている、それは前半も後半も出た。ただ3-2になってからまだちょっと緊張感が出てしまった。あの時、もうちょっと誰かリーダーシップとって、もっとパスを回して、ボールキープして欲しかった。多分、お客さんにとっては後半は(お互いのゴール前に)行き、帰り、行き、帰りで面白かったのではないか。我々も高崎使って何とか1点取りたかった。お互い勝点を取りたかったが、それは良かったと思う。だけど、もうちょっとパス回し、もうちょっとゲームコントロールできないと、そういったゲームになってしまう。初めに言った通り、今年の初勝点、初ゴール。メンバーもまだ揃っていないし、そう考えれば、楽観的に見てワンステップアップできたと思います」

Q:前半、良い動きをしていた永井選手を後半替えた意図は?
「彼の動きは良かった。僕もそう思う。でも、2、3回足止まって、動けなくなってしまったと思う。1回倒れて、起き上がれず、それで、レフリーより動けなくなってしまった。(怪我をしたとか?)報告は入ってないです」

Q:守備が慌てたように見えたが原因は?
「まずはしっかりこの試合を分析したいけど、相手はちょっとプレッシャーをかけたディフェンス的だった。そういう時はボールを取られないようなサッカーをしないといけないと思う。
(選手はまだ自信を取り戻していないのか?)最初は自信があった、でも試合が難しくなると、リーダーシップや落ち着いているプレーヤーが少なかった」
http://www.jsgoal.jp/news/00062000/00062538.html

    • -

加藤久監督(京都):
「前半3-1というリードされている所から、後半追いついて、何回か、こちらが勝ちきるチャンスを作りました。前半に関しては、サイドのディフェンスということで課題が見えましたけども、浦和の選手の個人の力というか、アジアでチャンピオンになったチームだけあるなという気はしました。そういう部分を後半修正して追いついて、最後勝ちきれなかったということは悔しい部分ではありますけど、選手の見せてくれたファイトに関しては本当に素晴しいと思いますし、これを京都の原点にして今後の試合、リーグ戦も含めて戦っていけたらと思います」

Q:後半の選手投入(田原豊、アタリバ)の意図は?
「2点のリードを許したので、まずは1点、1点取ったら2点と、点を取りに行く形を作ること。前半に関しては、中山と石井はそれなりに仕事をしてくれましたが、ハードワークという点では物足りない部分もあったので、後半は、アタリバのキープ力と、田原の前で起点になるプレーがあればもう少し柳沢、徳重の早さが生きてくると思いました。シジクレイを下げて、渡邉大剛と平島を高い位置に出して両サイドをえぐっていくという形をとる方が点を取るチャンスが増えるだろうと。実際に点になった部分だけでなく、押し込んでいた部分もありますし、逆に後半はウチのチームが両サイドから相手のゴールに迫ることができましたので、そういう意図を持って二人を替えました」

Q:後半に向けてハーフタイムにどんな指示をだしたのか?
「サイドアタックから来られるというのはあまり経験していないと言うか、いずれも見事な崩しでしたし、それで気落ちしていたのはあります。ただそれはサッカーの試合ですから、サッカーの試合だから3-0にされることもあります。それがサッカーですし、守り方が悪ければやられるだろうし。後半はとにかく人も入れ替えて、とにかく、守っていても追いつける訳はないんだ、攻めに行けと、そういった気持ちが落ち込んだ部分を、具体的な言葉は言えませんが、叱咤激励して、あまり落ち込む必要がないと言いました」

Q:前線の徳重選手、中山選手が守備に追われましたが、そういった指示を出したのか?
「下がれとは言っていません。それよりも前から取りに行けと言っていました。少し、相手の勢いというか、簡単に言えば、前半浦和は相当飛ばしていたと思います。今まで得点0というか、それを何とかしようと、そういった向こうの勢いというか、両サイドの勢いにラインを下げさせられたというのが正しいでしょうか」
http://www.jsgoal.jp/news/00062000/00062536.html