キングジョージ

ヨーロッパの夏の祭典、キングジョージ6世&クイーンエリザベスDSが行われた。
今年は有馬記念馬・ハーツクライは出走。
今年に入って、ドバイ・シーマクラシックで勝利した以降、出走がなく、このレースだけをターゲットに調整が進められてきた。
このレースには、昨年の凱旋門賞馬・ハリケーンランドバイワールドカップエレクトロキューショニストの世界2強が出走。
全6頭ながら、白熱したレースだった。
3強は一団となって進む。
道中ハーツクライはペースが遅いのでかかり気味で追走し、なだめるためにハリケーンランエレクトロキューショニストの後につけ、折り合いをつけた。
最終コーナーで、ハーツクライエレクトロキューショニストが先手をうってスパート。
ハリケーンランは2頭についていけず、遅れ気味でスパート。
直線は2頭の競り合いとなるが、インからハリケーンランが末脚するどく伸びる。
残り100mでハリケーンランが2頭をおきざりにして伸びる伸びる!
エレクトロキューショニストも根性をみせ、ハーツクライを抜きかえす。
ハーツクライは一杯になってしまい、力つきる。
驚異的な末脚でインをかっさらったハリケーンランが勝利。
2着エレクトロキューショニスト、3着ハーツクライとなった。
ぶっつけ本番はハーツクライだけ。
道中の折り合いや最後のふんばりがきかなかったのは、ぶっつけが原因だろう。
たらればよくないけれど、1回キングジョージの前につかってくれていれば、結果は違ったかもしれない。
それだけに、悔しさのこるレース。
そうはいっても、小頭数ながら、興奮するレースだった。
それぞれが持ち味を出し切ったし、すばらしい展開だった。
10月の凱旋門賞ではディープインパクトに世界に衝撃を与えて欲しい。
まちきれない、凱旋門賞