準々決勝

(1)ドイツ対アルゼンチン
若手の台頭がチームを引っ張るチーム同士の対戦。
試合内容も互角で、PK戦までもつれこんだ。
伝統的にPK戦に強いドイツがこの試合でも本領を発揮し、国民の期待に応えた。

(2)イタリア対ウクライナ
唯一無風な結果が予期された試合。
その予想が覆されず、イタリアが順当に勝利。
特別なストライカーはいないけれど、誰でもゴールできる攻撃のバランスはすこぶるよい。
準々決勝で一番疲労度が少なくすむ試合だった。

(3)イングランドポルトガル
効果的なパスで勝敗をわけた。
ルーニーの退場があったものの、イングランドは前回につづき、効果的なパスを前線に供給できずにおわった。
試合内容からいっても、ポルトガルが勝ったのは妥当。
ひょっとして、優勝もある。

(4)ブラジル対フランス
両チームとも上昇度が試された試合。
上昇度をチーム全体として機能してきたのがフランス。
ジダンのPKだけに得点は終わったものの、バランスのよさが勝利を導いた。
ブラジルは大会を通じて、完成度が低かった。
コンビネーションも悪く、勝利した試合は格下だったからかもしれない。
個々の力を結集することができなかった。