第10節:さいたまダービー

前節で今月の不甲斐ない試合内容の集大成たる敗戦を喫し、今節から3試合正念場を迎える。
そういった意味で、ダービーという意識よりもリーグ戦の重要な試合といった方がすんなりくる。
そうはいっても、相手が相手だけに、厳しいゲームになった。
レッズに在籍していた選手もおり、序盤からせめぎあいが続いた。
その中でもシンジのプレーが流れをひきよせた。
好調時のシンジがみせる裏へのスルーパスからワシントンのゴールが生まれた。
大宮の選手もボールへの一歩、半歩がレッズを上回っていたときもあり、いい意味で拮抗していたので、このゴールは精神的に大きかった。
後半に入っても、GKの交代や啓太の退場があったけれど、主導権をにぎりつづけ、ロスタイムには永井のゴールもあり、追いすがる大宮を振り切った。
今回の勝利で、払った代償は大きいけれども、千葉や鹿島戦へ向けて調子を取り戻した感もある。
永井の復活もうれしいことだし、大いに勇気付けてくれる一戦になった。