対サンフレッチェ広島

リーグ最終戦であり、ホーム最終戦
優勝を決めた後なので、どこかしらなごやかな雰囲気が漂う。
試合内容といえば、開始5分でネネが退場し、85分を10人で戦うはめになった。
ネネの退場シーンは、ラグビーのタックルが見事に決まった感じ。
一人減ると、レッズは平川と暢久を下げて、4バックに変更。
啓太の1ボランチ気味で、長谷部が左、永井が右をおおまかに担当。
フォーメーションのチェンジはそれほど違和感なかったが、いかんせん、サイド攻撃の際、ネネの穴がくっきり出てしまった。
最終ラインからの押し上げが攻撃を厚くするし、レッズの怒涛の攻撃もそれに頼ってきたところがある。
左サイドではネネと三都主のコンビが良かったし、右サイドは機を見たアルパイの上がりがチャンスをもたらす場面がしばし見られる。
トゥーリオが声で檄をとばすなら、アルパイは攻撃参加で檄をとばす感じかな。
今日は一人一人がネネの穴を埋め、攻撃的には一人足りない面が見られたものの、試合をコントロールすることができた。
試合中、どこか攻撃にも守備にも枚数が足りないなどとネネの退場を忘れてみている自分に気づき、レッズの優位を改めて感じることがあった。
ネネはチャンピオンシップの第1戦出場停止となったが、内舘がいるので、問題ない。
啓太も負傷交代で右ヒザ故障が気になるが、酒井がいるので、試合をする上では問題ない。
レッズの持ち味は、スピーディーなボール回しと選手のポジショニングだ。
レッズより相手の運動量が上回るとボールを持った選手が孤立し、決定機を作れなくなるのがレッズの不安な面でもある。
FC東京マリノス戦がそうだったが、清水戦は酒井のミドルシュートで打開することができた。
アルパイ、トゥーリオの機をみた上がりが増えてきているので、局面局面で選手の孤立が減ればチャンスが大きくなる。
チャンピオンシップはセカンドステージで得た教訓を克服するチャンスになる。
試合後の「GO TO ASIA」の人文字を目指すためにもチャンピオンシップの結果は求められる。