1st stage 第6節:大分トリニータ

清水戦の逆転負けを受けての大分戦。3月に大分には同じ駒場で敗戦を喫している。
 
清水戦でみせた急造4バックはなく、磐田戦からの3−5−2システムで始まる。啓太は退場による出場停止で酒井が入った。
 
前節の悪夢を払拭するかのように攻撃重視でサイドをえぐる。前半で3−0と勝負を決めかける。
 
後半に入り、大分の奮起に後手に回った面は致し方ないが、追加点をなかなか奪えなかった。ようやく82分にエメのハットトリックとなるゴールで4−0となり、体勢は決した。終了間際の失点はいただけない。あそこを0で終われるようにならないと強くなれない。
 
守備の意識からくるものか、どうも中盤での守備が下がりすぎているように思う。ボランチの位置が低すぎるようだ。セットプレーの守備も人数がいるだけで、というよりも、ペナルティエリア内に人数がいすぎてクリアボールが相手に渡ってしまうことが多い。セカンドボールをいかにキープするかで守備の安定は深まる。攻撃の際のセカンドボールは拾えるようになってきているが、守備の際のそれがほとんどない。セットプレーは基本マンツーマンだが、簡単にマークを外されている。それができていないためにセットプレーからの失点が多くなり、全体の失点も増えている。
 
ナビスコの清水戦(4/29)では内舘が累積警告の影響で出場停止となる。その穴をだれが埋めるのか。ニキ、トゥリーオの復帰は叶うのか。それとも、暢久のセンターバックも。攻撃はリーグ1位タイのように好調なので、守備の精度を高めて、7年ぶりの日本平の勝利をみせてほしい。