第11節:対柏レイソル

埼スタで観戦。
後半に入るまでは天気もよく汗ばむ感じだったが、後半からは急に曇りだして、寒くなってきた。
さすがにビールも飲みたいと思わなくなって、冬の到来を感じざるをえなかった。
私も選手同様、柏の守備的サッカーにとまどってしまった。
柏は中盤と最終ラインのスペースを圧縮し、レッズのボールの動きを停滞させた。
レッズは前を向いてボールをコントロールすると力が発揮できる選手が多いので、レッズのFWと山瀬には不向きな展開となる。
特に、エメと永井へのマークは厳しいものがあった。
また、柏のプレスが早いので、レッズのボランチとディフェンスラインの間にスペースがなくなり、5バックの様相を呈し、中盤の押し上げができなかった。
それは、坪井やゼリッチが前線へ上がる場面に象徴されていたように思う。
FWにボールが入っても、FWと中盤とのスペースが空いてしまい、効果的な攻撃ができていなかった。
柏のサッカーは、相手の弱点を突くが、それを攻撃に生かせないものだった。
中盤で攻撃の目を潰し(主に明神)、最終的には相手FWを数人で潰すものだ。
負けないけど、勝ちきれない。
引き分けの多い成績に納得のスタイルだった。
オフトは、「びびっていた」といったが、レイソルのスタイルにはまってしまったことも否めない。
相手に合わせてしまうところはレッズの悪い癖だが、相手に合わせてもそれを打開できるようでないと、優勝は難しい。
来週はナビスコ決勝。
集中して、先手を取れるような展開になれば、タイトルは見えてくる。