第5節:対セレッソ大阪

開始11分で3点のリードを得た時点で勝利を確信した。
C大阪は目覚める前に覇気をなくすはずだった。
逆に、この3点がC大阪の攻撃能力を最大限に引き出す結果となった。
 
前半の3点リードで無意識のうちに守勢に回る浦和に対し、目覚めたC大阪の闘志に火がつく。
守備の意識が強くなり、中盤から最終ラインが下がり始め、中盤をC大阪に支配される。
中盤を支配された結果、後手後手に回り、あっという間に同点。
C大阪の攻撃本能に火をつけたまま前半を終わる。
この時点で、敗色濃厚に見えた。
 
後半も前半と変わらぬ展開。
2点差をつけられた時点で、浦和も攻勢に回るも単発に終わる。
フィジカルの上がらないエメを達也に代え、消える時間が多くなった長谷部に代えて山瀬投入。
この一気の交代で1点をもぎ取る。
守勢から攻勢へと転換しようにも、波に乗ったC大阪を上回ることはなかった。
 
3点リードした時点で、集中力が切れ、守勢に回る。
レッズの悪癖が出た格好。
中盤の地盤沈下で中盤を相手に支配され、ゲームを支配される。
中盤が下がると、攻撃に転じたときにスピードある攻撃ができず、FWが孤立する。
この点が改善されないと、上位はうかがえない。