第4節:対京都パープルサンガ

前回まで苦しい戦いを余儀なくされたが、この試合で風向きが変わったようだ。
ゼリッチの故障からの復帰。
エメのゴール。
啓太のアグレッシブな攻撃。
そして、なによりも永井の代表ゴールがレッズの勢いを取り戻した。
 
2つの得点は、永井の影のアシストで生まれた。
開始54秒のエメのゴールは、エメのスピードあふれるドリブルもさることながら、永井のシャドーの動きでDFをゴール前からひきはがした。
啓太のゴールも同様。
長谷部が左サイドでためをつくり、PAに陣取る永井が相手DFをひきつけ、その空いたスペースに啓太が飛び込む。
得点こそなかったが、永井のPA内の動きはすべてのゴールを生み出す原動力となった。
 
啓太の攻撃参加機会が増えたことは、相手の力がレッズよりも相対的に低いこともあるが、オフトの許可もあったのだろう。
開幕3戦こそ守備的になっていたが、京都相手では攻撃参加ができる。
オリンピック代表の地位を確保するためにも今回のような動きは重要だ。
 
苦手とする鹿島、名古屋、磐田戦は終わった。
残りの相手はそう差がない。
それゆえ、今回のようなゲームができたことは重要だ。
陣形が前がかりになっても、きっちり無失点に抑えたことは大きい。