ナビスコ決勝:対鹿島アントラーズ

悲願の戴冠をチームとともに味わうために、国立で観戦。
スタジアムの7,8割を埋めるレッズ・サポーターの一人であった。
開始前にはニューヒーロー賞として、坪井が表彰され、吉兆がみえた。
試合は五分五分の展開も、なにか一つ足りないものがあった。
それはタイトルを毎年獲りつづける鹿島がもつものをもっていないことだろう。
試合でも、攻めるにもかかわらず、主導権をにぎれないもどかしさはあった。
攻撃や守備から流れを掴むあるいはひきよせることができなかった。
10年間の重みを感じざるをえなかった。
メンバーは変わってもチームに染みついた貫禄の差であろう。
そのチームとしての貫禄を身につけるスタートラインに立ったにすぎないのか。
今季、特に第2ステージからの快進撃をチームの血肉にしなければならない。
その乗り越えるべき壁になったのが鹿島であった。
鹿島のサッカーは私にとってつまらなく感じるが、チームの10年間に積み上げた成熟度や伝統は尊敬に値する。
優勝するために必要なものをこの試合から学び、それを飛躍させるためにこれからの試合が重要になってくる。
第2ステージはまだ終わっていない。
天皇杯もある。
ナビスコカップという戴冠の機会を失したいま、次なるタイトルを獲るべく、サポートする。